監察医・作家として、これまで数々のメディアに出演されている上野正彦さん(94)。
現在は「法医学評論家として本の執筆作業をメインに、テレビに出演する」など幅広く活躍中です。
そして、過去に多数の事件・事故の真相を解決してきた、腕のある監察医になんですよ!
アンビリバボーなんかではおなじみだね
そんな上野正彦さんの経歴から振り返りながら、様々な活躍をご紹介します!
- 上野正彦さんのプロフィール(現在と過去)について
- 上野正彦さん担当した有名な事件・事故/本・著者について
- 上野正彦さんのポリシーについて
上野正彦の経歴とプロフィール
年齢 | 94歳(1929年1月1日生まれ) |
出身 | 茨城県 |
学歴 | 東邦医科大学卒業 |
職業 | 監察医・作家 |
特徴 | 今まで2万もの解剖を経験してきた |
1929年に茨城県で生まれ、誕生日は1月1日と元日が誕生日の上野正彦さん。
小学校の6年間は北海道美国町で過ごしていたそうです!
高校では都立の大学に行ったという噂はありますが、実際にどこの高校に通っていたか公開されていません。
高校を卒業後、東邦医科大学に入学し親の影響もあり医者を目指しました。
卒業後には日本大学医学博士を取得していますよ!
ただ…医者を目指す過程の中で監察医を知り、そちらを目標として進んでいくことになりました。
最初は監察医を志望したわけじゃなかったんだね
事件・事故の中では、テレビ番組でもよく活躍している北村弁護士と共に仕事を進めていくこともあったそうです。
今までに監察医として、2万もの遺体の検死や解剖を担当してきた経験があります。
上野正彦の現在と若い頃の様子
現在、上野正彦は監察医としての職を引退しているんですよ!
法医学評論家として執筆やテレビ出演など幅広く活躍しています。
執筆している代表作品に関しては後ほどご紹介しています。
父親は三国町の開業医として無償で多くの診療を行い、名誉町民が与えられたとのことで素晴らしいですよね!
このように上野正彦さんは、とても素晴らしいお父さんを見て育った方なんです。
上野正彦さんは決まっているようなことを覆していく独自の考え方を持っていたとも言われます。
この発想が親が医者だが、本人は違う道の監察医になったのかもしれませんね。
上野正彦が担当した有名な事件・事故
上野正彦さんが担当した有名な事件・事故について紹介していきます!
- 浅沼稲次郎暗殺事件
- 吉展ちゃん誘拐殺人事件
- 恵庭OL殺人事件
- 全日空羽田沖墜落事故
- 三河島事故
浅沼稲次郎暗殺事件
1960年(昭和35年)10月12日に東京・日比谷公会堂で演説中の浅沼稲次郎社会党委員長が17歳の右翼少年に刺殺された事件になります。
演説中に突然壇上に上がって来た17歳の右翼少年・山口二矢に腹部を刺されました。ほぼ即死の状態だったと言います。
少年・山口は少年鑑別所に行き、その中で自殺をしたそうです。
吉展ちゃん誘拐殺人事件
1963年3月31日午後に東京都下谷の村越吉展ちゃん(4歳)が自宅前の公園で何者かに連れ去られる事件が起きました。
1週間経った4月6日犯人は吉展ちゃんの親を自宅の近くに呼び出し、現金50万円を奪って逃走しました。
そして、1965年に小原保元が犯行を自供し、荒川区内のお墓から吉展ちゃんの遺体が発見されました。
小原は1967年の最高裁で死刑が確定し、執行されています。
上野正彦は、傷みが激しく死亡時期の判断材料がなかった遺体の口元に生えたネズミモチから死後2年経過していることを見抜きました。
恵庭OL殺人事件
2000年3月に北海道で発生した殺人事件になります。
恵庭市の人気のない農道の路上に焼死体があるのを幼稚園バスの運転手が発見しました。
遺体はタオルのようなもので目隠しされ、手は後ろに縛られた状態で完全に炭化していたそうです。
こちらの事件では被告人が裁判の問題を指摘し、一貫して無実を主張しております。
こちらの事件についての本が出されており。事件についての事実や、謎を解くべく研究・検討した内容が記載されています。
全日空羽田沖墜落事故
1966年2月に起きた全日空機羽田沖墜落事故になります。
千歳発の全日空60便ボーイング727-100型機が羽田沖で墜落し、乗客133名、全員が死亡しました。
死亡した乗員の司法解剖を担当しました。
三河島事故
1962年(昭和37年)5月3日21時37分頃、東京都荒川区の日本国有鉄道(国鉄)常磐線三河島駅構内で発生した列車脱線多重衝突事故になります。
三河島駅を4分遅れで出発し下り本線を進行してきた上野発の取手行き下り第2117H電車(6両編成)が、下り本線にいたタキ50044に衝突しました。
未解決事件に関する上野正彦のポリシー
上野正彦は未解決事件へいくつかのポリシーを持っているので、それについて紹介していきます!
1つ目のポリシー
未解決事件に対しても積極的に関わり、解決に向けて進んでいくことで真摯に向き合うことがポリシーとしてあります。
2つ目のポリシー
事件の被害者や遺族、そして事件に関係する人々に対して、人間的な視点を持ちながら接することも大切と考えています。
3つ目のポリシー
犯罪捜査においては現場の証拠を大切にし、正確な鑑定や分析を行うことが重要だと考えています。
聞いてみると当たり前という捉え方もできますが、とても大切で、疎かにしてしまったりすると問題になってしまうことですね。
恵庭OL殺人事件は未だ、無実を訴え、中には警察の推測が強い内容でもあると言われいています。
上野正彦が執筆した代表的な本・著書
- 死体は語る
- 死体は生きている
- 監察医の涙
- 死体は語る2 上野博士の法医学ノート (文春文庫)
- 死体の犯罪心理学 (アスキー新書)
まとめ|上野正彦の現在と経歴プロフィールについて
今回は上野正彦さんについてご紹介させていただきました。
監察医として沢山の事件・事故を見てきて活躍されて、今もメディアに出演し活躍されているのはとても素晴らしい方であることがわかりました。
- 上野正彦さんは現在、監察医の仕事を引退済
- 上野正彦さんは数々の難事件を解決に導いてきた
- 上野正彦さんは強い正義感を持って監察医の仕事を全うしている
年齢も94歳になりますので、長く活躍されることが楽しみですね!
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