テレビドラマや映画主題歌、CM楽曲などを手掛ける若きアーティスト崎山蒼志さん(20)。
2023年7月7日にリリースされる新曲【橙】がアニメ【「呪術廻戦」第二期「懐玉・玉折」】のエンディングテーマに採用されるなど、話題を呼んでいます。
そんな破竹の勢いで人気を獲得している崎山さんですが、世間からの

ちょっと…歌下手じゃない?
という声に対し、



いや違う!下手なわけじゃない!
という視点からご紹介したいと思います!
- 崎山蒼志は本当に歌が下手なのか
- 崎山蒼志に対する「歌が下手」という声が多い理由
崎山蒼志ってどんな人?
名前 | 崎山蒼志(さきやまそうし) |
生年月日 | 2002年8月31日(20歳)※2023年6月現在 |
出身地 | 静岡県浜松市 |
職業 | シンガーソングライター |
代表曲 | 【嘘じゃない】【覚えていたのに】【五月雨】など |
崎山さんが注目されるきっかけになったのは、2018年のテレビ出演でした。
当時15歳の崎山さんは、【バラエティ開拓バラエティ 日村がゆく】(AbemaTV)での企画「高校生フォークソングGP」で第3回グランプリを獲得したのです。
その様子がSNSで拡散され、川谷絵音(ゲスの極み乙女。)や、岸田繁(くるり)といった著名なミュージシャンが賞賛のコメントを寄せるほどでした。
そんな崎山さんですが、なんと
音楽との出会いは4歳の頃
だそうですよ!
4歳の頃に母が観ていたthe GazettE(ガゼット)のMVを一緒に観たときに衝撃を受け、ギターを始めたんだとか。
そして小学校6年生の頃にはすでに作曲をしていたというから驚きですよね!
4歳から中学3年生まで「さくらギター教室」に通っていた崎山さんは、2015年から路上ライブやパフォーマンスイベントを中心に本格的に音楽活動を開始しました。
崎山さんを語る上での逸話として、
小学3年生の時の合宿で作曲の講座を受け、その日の夜にフルコーラスで曲を作り講師陣の度肝を抜いた
という伝説が残っています。
小学3年生の時点で作曲の天才的なセンスを持っていたなんて驚きですね!



4歳なんてまだ鼻水垂らして遊んでたよ…
崎山蒼志は歌が下手じゃない
幼い頃から音楽の才能を爆発させ、なおも進化し続けている崎山さん。
そんな崎山さんの「歌い方」に対し
ちょっと下手じゃない…?
という声がちらほら見られますのでご紹介します。
- 音感が狂いそうになる歌声
- 歌気持ち悪い
- 歌唱力不足
といった意見が見られました。



どんな歌い方なのか気になる…
百聞は一見に如かず。こちらをご覧ください。
こちらは2018年、崎山さんが15歳の時の楽曲【五月雨】です。
こちらを聴いた私の率直な感想は、



う、うん。特徴的な歌い方だね…
みたいな感じでした(笑)
15歳にしてこれだけの詞とメロディーが作れるのは驚きの一言ですが。
しかしこちらの曲を聴いてマイナスなイメージは一気に吹き飛びました。
こちらは2021年、崎山さんが19歳の頃の楽曲【嘘じゃない】です。
崎山さんの特徴的な声と独特な世界観の歌詞、流れるようなギタープレイで一気にこの曲に引き込まれてしまいました。
言うまでもなく歌も上手いですし、何より19歳にして「完成されている感」がすごいなと思いました。



【ヒロアカ】のエンディングテーマにもなったんだよね!
曲によっては少し癖のある歌い方をされることもありますが、歌唱力という点では素晴らしいと個人的には思いました。
なぜ世間では崎山蒼志の歌が下手だという声が多いの?
なぜ崎山さんは「歌が下手」と言われているのでしょうか。
共通してみられる意見に
声が揺れ(震え)ているような不安定な歌い方
というものがありました。
先ほどもご紹介した【五月雨】のTHE FIRST TAKE版です。
コメント欄は「声の震え」についての声が多く見られます。
この歌い方を「好き」と感じる方もいれば、「苦手」と感じる方もいるようですね。
さらに特徴的な歌い方ともう一つ、「コード」の難しさが崎山さんの歌を個性的と言わしめているかもしれません。
崎山蒼志は難しいコードを好んで使うM気質あり
崎山さんの曲は「コードが難しい」という声があります。
なんとそのコードの難しさは、同じシンガーソングライターのスガシカオさんが「難しくしすぎじゃない?」と思うほどなんだそうです!
2022年にお二人が対談された際に、崎山さんのコードについてお話されていました。
スガ:崎山くんの曲を譜面に起こしたりすると、黒く塗りつぶされてるようなコードを使ったりするじゃない。あれは頭で鳴っちゃうの?
J-WAVE NEWS
崎山:そうですね。スガさんの影響もめちゃくちゃあると思います。
スガ:俺はそこまで難しくないけどな(笑)。
崎山:難しいコードを押さえたときに、その和音の響きが独特の響きというか、ちょっと曇りがかってる音がすごく好きですし、曖昧なニュアンスがでるところがすごく好きで、コードを押さえられた達成感もすごくあるというか。
「難しいコードが奏でる独特で曖昧な音が好き」というある種「Mっ気」があるような発言でスガさんを驚かせていました。
また本人曰く、
難しいコードばかり押さえてたら手癖みたいになって、難しさは感じなくなった
とのことです。
その難しいコードが特徴的な歌い方に輪をかけているということも考えられますね。



(いい意味で)変態的だね!(笑)
崎山蒼志は変声期のあとに表現方法が変わった
崎山さんが世に知られるきっかけとなった【高校生フォークソングGP】の当時、変声期真っただ中だったそうです。
変声期の前と後では当然歌い方や歌える音域は変わってしまいますよね。
当時はまだ変声期で、歌い方もプロに教えてもらったことがなかったから、声のコントロールが効いていなかったんです。そのあとの高校3年間で、昔カバーしていた歌が歌えなくなるぐらい変わっていって。自ずと作る曲もその声に合うようなキーにしましたし、“やわい”とうか、穏やかなメロディも歌えるようになり、結果、アルバムではある程度余裕をもって制作できました。それまで思われていた「崎山蒼志ってこういう歌い方だよね」から、ひと味違う表現もできたかなと。
ABEMA TIMES
と答えています。
変声期を経て歌い方の幅が広がったことで、独特な歌い方は残しつつもいろいろな表現をできるようになったという感じでしょうか。
しかし崎山さんは
自分の歌は下手でコンプレックス
とも語っており、まだまだ発展の途上であることがうかがえます。
(動画9:56あたりから)
個人的にこの動画はすごくおもしろいと感じたので、後半も載せておきますね。
自身の「声(歌い方)」がコンプレックスに感じることもあれば、「好きな部分」でもあると独特な悩みをもつ崎山さんの様子をぜひご覧になってみてください。
まとめ|崎山蒼志の歌が下手じゃない件について
いかがだったでしょうか。
今回はシンガーソングライター、崎山蒼志さんが「歌が下手」と言われていることに対して、「いや、そうじゃない」という点を解説してきました。
- 崎山蒼志は歌が下手なわけではなく、特徴的な表現で歌っている
- 声の揺れ(震え)が「下手」と言われている多くの理由だった
「固定概念を覆す独特の歌とメロディーで、違う角度から音楽にアプローチしているシンガーソングライター」
と、同業者を驚かせるほどの才能をいかんなく発揮している崎山蒼志さん。
まだまだ若さあふれるその才能が今後どのように化けていくのか、わくわくしますね!
今後も注目したいと思います!
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