青い彼岸花は実在しない!鬼滅の刃における正体は鬼舞辻無惨を鬼化した薬

青い彼岸花は実在しない

『鬼滅の刃』における”キーアイテム”とも呼べる青い彼岸花

鬼舞辻無惨が1000年以上もの年月、あの手この手を使って探していたこの花についての

青い彼岸花って現実世界でもあるの?ないの?

この花にどういった効果があるの?

といった疑問にお答えします!

この記事でわかること
  • 青い彼岸花は現実世界に存在するの?
  • 彼岸花の花言葉は?
  • 鬼滅の刃での青い彼岸花の正体は?
  • 鬼舞辻無惨に青い彼岸花を投じたのは誰?
  • 青い彼岸花の特徴と副作用は?
  • なんで無惨は青い彼岸花を探しているの?
  • 青い彼岸花の咲いている場所はどこで誰が手掛かりを持ってるの?
目次

青い彼岸花は現実世界に実在しなかった

無惨が血眼になって探した青い彼岸花』

結局見つけることなく無惨は鬼殺隊に討たれてしまいますが、実はこの青い彼岸花

現実世界にも存在していません。

異なる色の彼岸花で言えば、近縁種のショウキズイセン(白色)やショウキズイセン(黄色)があります。

ショウキズイセン(黄色)・シロバナマンジュシャゲ(白色)

他にも深紅色やピンク色オレンジ色の彼岸花も存在しますが、青色は今のところ存在していません。

ピンク色の彼岸花。きれい!

似た色で言うと紫色の彼岸花が存在しますが、ネット等で見る青色の彼岸花の画像は、おそらくほとんどが色が加工されたものです。

紫色の彼岸花。かわいらしいサイズですね。
和名ヒガンバナ(彼岸花)
学名Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)
別名曼殊沙華(まんじゅしゃげ)
分類ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
原産地中国大陸
分布日本全国(北海道や東北を除く)
開花期間9月中旬~10月上旬

青の色素を作り出す酵素遺伝子が彼岸花にはとても少ないことが原因なんだって!

彼岸花の花言葉

彼岸花の花言葉を色別に一覧でご紹介します。

情熱/独立/再開/悲しい思い出/あきらめ
思うはあなた一人/また会う日を楽しみに
追想/深い思いやりの心/陽気/元気な心
ピンク快い楽しさ
オレンジ妖艶

一般的によく見る赤色の彼岸花の花言葉に『悲しい思い出』や『あきらめ』といった少しネガティブな意味のものがあるのは、

赤色の彼岸花が墓地でよく見られるから

だそうです。

もし青い彼岸花があったとしたらどんな花言葉になってたのかな?

鬼滅の刃における青い彼岸花の正体は?

©吾峠呼世晴/集英社

無惨が1000年以上も探し続けるも見つけることができなかった『青い彼岸花』

その正体は、無惨を”人間の血肉を喰らう鬼”へと変貌させた『薬』だったのです。

果たして無惨はその薬を自分で飲んだのでしょうか?

また飲んだ理由は何なのでしょうか?

鬼舞辻無惨に青い彼岸花を投じたのは誰?

©吾峠呼世晴/集英社

無惨は『青い彼岸花』自分で飲んだのではありません

医者により調合、処方された『薬』『青い彼岸花』だったのです。

時を遡ること約1000年、無惨は平安時代に貴族の人間として生まれました。

母の胎内にいるときから心臓が何度も止まるほど病弱で、生まれた時は脈も呼吸もありませんでした

そして死産とみなされ荼毘に付されようかと言うとき、ようやく産声を上げました

©吾峠呼世晴/集英社

その後成長するも病弱なままなことは変わらず、二十歳まで生きられないと言われていました。

医者が無惨を少しでも生き永らえさせようとしていたにもかかわらず、病状は悪化していく一方でした

そしてそれに業を煮やした無惨が、その善良な医者を殺してしまいます

しかしあれほど悪化していた病状が回復し、さらに強靭な肉体を手に入れたことに気付いたのは、医者を殺して間もなくのことでした。

医者が調合し処方していた薬が実は効いていたのです

その薬こそが『青い彼岸花』でした。

そうなることを知ってか知らずか、医者が無惨を”人間の血肉を喰らう鬼”に変えてしまったのです。

青い彼岸花の特徴や副作用は?

©吾峠呼世晴/集英社

青い彼岸花の副作用

しかしその医者が調合した『青い彼岸花』はまだ試作段階でした。

そのため致命的な副作用があったのです。

  • 日光を浴びると死んでしまう
  • 人の血肉を欲するようになった

もともと冷酷な性格だったことで、人を殺して血肉を喰らうことは大した問題ではありませんでした。

しかし、日光を浴びれば死ぬ=日中の行動が制限されるということは無惨にとってはこの上ない屈辱だったのです。

©吾峠呼世晴/集英社

無惨が彼岸花を探す理由

”薬が試作段階だったせいではないか”

そう考えた無惨は、日光を克服し完全体になるために、医者が調合していた薬を完成させようとします。

医者の残した資料から、薬には『青い彼岸花』という植物が使われていたことまでは突き止めました。

しかしわかったことはそれだけ

それが自然に咲く花なのか、栽培が必要な花なのか。

すべては自分が殺してしまった医者だけが知っていたのです。

©吾峠呼世晴/集英社

その後1000年以上をかけて『青い彼岸花』を探し続けることになる無惨。

自分の血で人間を鬼に変えることができる無惨は鬼の手下たちを作り、『青い彼岸花』探しを命じます。

それでも見つかることのなかった『青い彼岸花』。

実は『青い彼岸花』は”ある特徴”を持っていたため、決して鬼では見つけることはできなかったのです。

鬼では絶対に見つけられない『青い彼岸花』

『青い彼岸花』が鬼には見つけられない最大にして最強の特徴、それは

”日中にのみ花を咲かせること”

でした。

日光を浴びれば死んでしまう鬼たちにとってそれは致命的な特徴です。

鬼たちが必死になって探しても見つけられないわけですね。

そしてさらに『青い彼岸花』の希少性を高める特徴に

  • 1年に2~3日、日中にだけ花を咲かせる
  • 花が開いているのは日中の内のほんの数分から数十分の間だけ
  • その時の環境によっては開花時期が来ても花をつけない時もある
  • 花を閉じている状態では、大きなつくしのようにしか見えない

というものあり、鬼に限らず人間にも見つけることが難しそうな特徴をもっていたのでした。

青い彼岸花の手がかりを知っているのは誰?

©吾峠呼世晴/集英社

とても高い希少性を持つ『青い彼岸花』

無惨の医者がその情報を持っていたことは言わずもがなですが、平安から後の大正、『青い彼岸花』を見たことがある人物がいました。

炭治郎の母、葵枝(きえ)です。

しかも幼い炭治郎に『青い彼岸花』を見せたこともあったのです。

©吾峠呼世晴/集英社

いったいどこに咲いてたんだろう!?

青い彼岸花が咲いている場所はどこ?

©吾峠呼世晴/集英社

母が青い彼岸花を見た場所

炭治郎の母、葵枝が『青い彼岸花』が咲いているのを見た場所、それは竈門家の近くでした。

葵枝は普段から野草やきのこをよく摘んでおり、その時に偶然発見したのだと思われます。

実はこの場所は、竈門家とゆかりの深い戦国時代の最強剣士、継国縁壱(つぎくによりいち)の妻、うたが埋葬された場所だったのです。

最強剣士、縁壱と竈門家の縁

©吾峠呼世晴/集英社

縁壱は戦国時代の剣士で、無惨をあと一歩のところまで追いつめた唯一の剣士です。

その強さはまさに神がかりで、弱体化した状態でも炭治郎たちを含む数人の柱たちを圧倒できる強さを持つ無惨。

そんな無惨が万全の状態でも傷ひとつ負わせることができず逆に死の寸前まで追いつめられるほどでした。

©吾峠呼世晴/集英社

そんな最強の鬼の祖、無惨に”化け物”とまで言わしめる縁壱と竈門家にはどんなゆかりがあったのでしょうか。

縁壱も鬼狩りとして生きるのですが、そのきっかけは最愛の妻うたとそのおなかの中の子どもを鬼に惨殺されたことでした。

深く悲しんだ縁壱は妻と子の亡骸を家の近くに埋葬し、鬼狩りとなるべく家を出ました。

しばらくしてあばら家となったその家を、炭治郎の祖先、炭吉とその妻すやこが発見します。

©吾峠呼世晴/集英社

家がなく困っていた住吉とすやこはかつての縁壱の家に住み始めました。

その後、無惨をあと一歩のところで取り逃したこと同じ鬼殺隊の実の兄が仲間を裏切り鬼になったこと等があり縁壱は鬼殺隊を追放されます。

そして放浪の末にかつて自分が暮らした家に戻ると、そこには住吉と当時臨月のすやこ夫妻が住んでいました。

かつて自分が最愛の妻と生まれてくるはずの子どもにできなかったことを竈門一家にすることが何よりの救いだった縁壱は、しばらく竈門家に滞在します。

©吾峠呼世晴/集英社

その後しばらく滞在した縁壱が竈門家を離れたのは、すやこに乞われ竈門一家に日の呼吸の型を披露した後でした。

一家に餞別として母の形見の日輪の耳飾りを手渡し、縁壱は去っていきました。

鬼に襲われているところを縁壱に助けられたことに深い感謝をもつ住吉は、日の呼吸と日輪の耳飾りを後世に伝えていくことを縁壱に約束します。

©吾峠呼世晴/集英社

その後竈門家は炭治郎の代になるまで、炭焼き職人の家系として400年以上、日輪の耳飾りとヒノカミ神楽(日の呼吸)を代々守りながらこの土地で暮らしました。

まとめ|青い彼岸花は実在しない件について

いかがだったでしょうか。

無惨文字通り”人生をかけて”探し求めた『青い彼岸花』についてご紹介してきました。

まとめ
  • 青い彼岸花は現実には存在しない
  • 主な花言葉は『悲しい思い出』『あきらめ』
  • 青い彼岸花の正体は無惨を鬼に変えた薬だった
  • 人間のころ病弱だった無惨に医者が調合し、飲ませていた
  • 副作用として人の血肉を欲するようになり、日光を浴びると死ぬ体になった
  • 鬼では絶対に見つけられない特徴がある花だった
  • 日光を克服するために薬の完成が必要と考えたため探していた
  • 竈門家の近くに生えていたことを炭治郎の母が知っていた

病弱な人間だった無惨が『青い彼岸花』により最強の鬼となり、より完全になるために『青い彼岸花を』求め続けその結果…

思ったよりも身近にいた『青い彼岸花』にゆかりを持つ炭治郎に倒される。

無惨の人生の中心には常に『青い彼岸花』があったといっても過言ではありませんね。

不思議な縁や血筋が織りなす人間ドラマ、家族の絆、人間の成長など魅力が尽きない『鬼滅の刃』。

みなさんもぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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